中津谷渓谷で今年も春の花を見てきました
ゴールデンウィークに入りましたね.
今日は家族で広島の中津谷渓谷へハイキングに行ってきました.
この中津谷渓谷は広島県の西部,吉和にあります.
しかしこのハイキングコースは渓谷に沿った国道沿いです.
国道でハイキング!?と思いますが,そこは「酷道」と称されるほど自然味あふれる林道^^
ツキノワグマが多く生息しているという自然林沿いで野草をはじめとする自然を楽しむ事ができます.
中津谷渓谷を訪れるのはGWのhinochi家の一大イベントで,今年で3回目です.
去年の様子こちらhttp://tagame.exblog.jp/10840924/
道を走るバイクを眺めながら・・現地到着!
今年はいつもと違って・・
さてさて,この中津谷渓谷に入って最初に気づいたのは,去年と比べて緑が少ないということ.
下の写真をご覧ください.
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昨年4月30日に来たときは広葉樹の新芽が出て,山全体が緑色だったのですが,今年は芽吹きも少なく,まだヤマザクラも咲いていました.
3月の下旬まで雪が降る等寒い日々があったためか,春の訪れがやっと,という印象を受けました.
というより・・いきなり夏に入ったような・・今日の気温25℃
今年も出会えた春の山野草たち
川岸に車を停め,去年とおなじルートを歩き出します.
去年と違うのはカメラが3台体制!祖母のカメラ,父のビデオ,そしてhinkochiのカメラ.
母はどんどん行って・・花を発見します!
前回マクロモードになってなくて残念だった祖母のカメラも今日はうまくいったかな.
まず杉林の中で見つけたのがミヤマカタバミ.
庭先等で見かけるカタバミとよく似た花(ただしこちらは白色)をつけますが,
注目していただきたいのはこの葉.写真の花の後ろに見えるのが葉です.
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本家カタバミとよく似ているのですが,この葉の巨大さといったら笑
杉林の中にはエンゴサクの一種や,ニリンソウも小さい花をつけていました.
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そして,小さいながらも存在感バッチリなのがこの花,タチカメバソウ.
面白い名の由来は亀の甲羅に葉が似ているからとか.
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しばらく歩いていて,ふいに惹かれたのがタチツボスミレ.
ミズゴケの中にひっそりと咲いてとてもきれいですね.
まわりの落ち葉や枝を片付けて撮影.
山口県の瀬戸内海側ではもう時期は過ぎていますから,やはり時期のずれを感じますね.
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横から見てみましょう.
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どこか清楚な感じを受けますね〜^^
そして今日の目的でもあるヒトリシズカを探します.
去年の記憶を頼りに・・「ないね〜」と探すと,
やっとありました!唯一父の記憶が正しかった笑!
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群生しているところにはまとまって群生しています.
花のほかにもね・・
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こちらも去年と同じ水たまりにヒキガエルのオタマジャクシを発見!
う〜ん早春に来てカエル合戦が見てみたいなあ.
他にもヒバカリというヘビやニホントカゲなども見られました.
トンボなどの時期はまだはやいかな?
もみのき森林公園のハルリンドウ
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帰りは近くのもみのき森林公園へ寄りました.
やはりこちらは人がたくさんいますね.
目的はこの花,ハルリンドウ.
ふつうのリンドウより背が低く,春に咲く種類です.
広島県で見られるのはここだけらしく,芝生を植えた際に九州から持ち込まれた個体の子孫のようです.
場所が分からなかったので,公園センターに行くと,自然観察マップをもらえました.
自然散策路を少し歩いて,右側に運動広場が見える芝生の丘ですね.
そこに青いリンドウがけっこうたくさん!
小さいのでつぼみを踏まないよう要注意です^^