由布岳で見た春


久しぶりの更新です.実験レポートやらTOEICの勉強やらで忙しくしてました・・

さてさて,GWは湯布院・別府方面へスーパーカブで旅してきました.春休みに続き2回目です.今回の目的は由布岳サクラソウとキスミレ.

九重方面から湯布院の町をぬけ,由布岳へ向かう道を登って行くと・・道沿いに黄色いお花畑出現!
いろいろな本で見てきましたが,やはりこの風景を実物で見ると感動しました.
側道があり,そこをスーパーカブで花を鑑賞しながらゆっくり走ることができます.このルートにカブは最高の乗り物かもしれません.群生地を見つけたらそっとカブを停めて,キスミレや小さなエヒメアヤメ,そして背後にある由布岳を眺めながらゆっくり撮影.至福のひとときです.

由布岳の登山口を過ぎ,別府方面にしばらく走ると,ピンクの花園が広がりました.サクラソウの群落です.
由布岳サクラソウの自生地は『レッドデータブプランツ』という本で紹介されているのを,中学生のときに見て以来ずっと憧れてきました.5年越しの夢が達成です(笑).
近くではじめてヤマエンゴサクを見たというおばさんが「感動した〜!」と叫んでいましたが,自分も同じ気分でした(ただしヤマエンゴサクに関してはけっこう見慣れているのでサクラソウについてですが).
しかし,その本で紹介されていたのとは違って生息地の周りにはロープが張り巡らされ,由布岳をバックにした撮影は難しくなっていました.環境省から委託された職員さんもいて,保護体制が整っているようです.
その職員さんに由布岳の麓に春の野草が大群生している場所がある,と聞いてその秘密の場所へ向かいました.車道からは少し奥まったところで,キスミレが大群生しており,サクラソウがちらほらと.そして小さな小さなバイカイカリソウも発見.こちらも初めての出会いです.


これらの植物は撹乱ストレスに適応しているわけで,野焼きがなくなったら姿を消してしまうでしょう.同じ野焼きによって残されている草原環境として山口の秋吉台と植物相を比較してみるとおもしろい気がします.

撮影を終えて別府へ向かいます.
自分の由布岳方面への旅は,夕食のとり天+別府駅前高等温泉で宿泊,に決まっています.

いわずとしれた別府のとり天.前回,「グリルみつば」という店で食べたカリカリのとり天,そしてにんにく風味の甘い独特なタレにハマってしまったのです.今回は観光パンフレットに載っていた,ラーメン屋でとり天とだご汁定食を食べました.ここのとり天はタレが別に用意されておりそこにつけて食べる形式で,グリルみつばのしる付きとり天とはすこしタイプが違いました(個人的には後者が新鮮でおいしかったです).
これから別府に来たらいろいろな店でとり天の食べ歩きをしてみたいですね.

そして宿泊の『駅前高等温泉』は何と1泊1500円という格安(GW中は600円増し).
いや,これ何かわけがあるしょ,という方・・そうですね^^; これは大広間での宿泊です.男性のみですが,温泉の休憩室に泊まることができます.約10人ふとんを並べてねるわけです.
しかし,温泉に入り放題ですし,貴重品管理もロッカーでできますから,格安で泊まりたい方にはおすすめですよ.春休みに訪ねたときはあまり人がいなかったのですが,さすがにGW中はすべてのふとんがうまっていました.早めに寝ようと思ったら,近くの居酒屋の店員がいらっしゃいと大声を張り出し・・眠れぬ別府の夜は過ぎていきました・・^