002フユイチゴ〜日だまりの赤い実たち〜

家から山の方へサイクリング.

日だまりには小さな花が咲きだしました.
オオイヌノフグリホトケノザナズナなどなど・・タチツボスミレもところどころ咲いてます.

いや〜春が来たって感じですね〜!

おそらく今から本格的な冬が控えているのでしょうが,それを忘れてさせてしまうほど春の風景です.

シダは胞子を葉のウラにつけていました.ウラから逆光で撮るとこんな感じ.

フユイチゴも見つけました.フユイチゴは山口の山の薄暗いスギ林の林床などでとてもよく見られます.

このフユイチゴの実を見かけると何をやりたくなるでしょう?
─それはもちろん味わう事ですね笑

野イチゴの中にはヘビイチゴのようにあまりおいしくないものもありますが(ヘビイチゴは何か味がない・・),フユイチゴは三本の指に入る美味しさと思います.ひとつの実自体は小さいのですが酸っぱさの中にほんのりと甘みがあっていいもんです.

フユイチゴを食べて種を運ぶのは,やはり鳥なのでしょうか.日当りがよく見通しが良い土手では多くの実がなくなっていました.

フユイチゴの葉は丸っぽく表面に細かい刺がたくさん生えた特徴的なものなのですが,今日はその葉が紅葉していてとてもきていでした.
その葉を背景にいれて撮ったのが次の写真.


今日のいきものーと

フユイチゴ Rubus buergeri
バラ科キイチゴ
花期:9月〜10月(白い花をつけるようです)
果期:11月〜1月(山口県の場合)
関東以西の本州に分布.
葉表は緑色かやや褐色がかった緑でツヤがあり,縁には細かい鋸歯がある.裏面には細かい毛がある(Wikipediaより).