002早春 虫がたくさん登場!
こんにちは,hinkochiです.
21日は,多くの昆虫たちも見る事ができました.
<山奥の棚田近くにて・・>
まずは何とも顔がユーモラス!?なハナアブ.
サングラスをかけたおじさんに見えませんか笑?
花の間を飛び回って顔を掃除したり,花粉を食べたりしていました.
さてさてこのハナアブですが,
ハチの仲間でしょうか,それともハエの仲間でしょうか.
この写真では分かりにくいのですが,上から見ると黄色の模様がハチのようです.
しかし顔はハエの仲間のようにも見えます.
実はハナアブは「ハエ目」のハエの仲間です.
ハナアブはハチに似た斑紋をもって擬態しているのですね.
このような擬態をベイツ型擬態(嘘つきの擬態)といいます.
ハチは独特の模様で自分が不快で危険な存在というシグナルを示しているのですが,
これを真似することで自分もその利益を得よう,ということですね.
例えば一回ハチを食べてしまい,針にさされる等痛い目にあった鳥達は,
その警戒色を学習し,それに似た昆虫を攻撃することはなくなるのです.
ハナアブなどのいくつかの昆虫はハチの存在を利用して,ハチに似た外見を持つ事で自らの適応度を上げているのですね!
ハナアブが止まっていたアブラナにナナホシテントウ.
秋には多くの成虫がこの近くの電信柱に止まっているのを見つけました.
こちらは成虫で越冬するキチョウ.
雑木林の林縁を盛んに飛び回っていました.
今年初見です!このチョウを見ると春が来たという感じですね^^
<オオイヌノフグリが咲く河原にて・・>
しゃがみこんでオオイヌノフグリを撮影していると,草むらでピョンピョン.
見ると2cmくらいのオンブバッタの幼虫がいました!
オンブバッタは卵で冬を越し,翌4~5月ごろに孵化するらしいのですが,
この暖かさではやく産まれてしまったのかもしれません.
やはり孵化の時期の決定には気温が大きく関係しているのでしょう.
また寒くならないといいのですが・・
たくさん昆虫達に出会えて嬉しいですね!