英語グラマーmy weak point

英語で文章を書くとき,気になるのが文法...
大学入試前に一通りまとめたはずなのですが,ポロリポロリと抜け落ちています.最近英語で手紙を書くときにあれ?これでいいっけ?と初歩的なところでつまづくことがしばしば.
どげんかせんといかん!と立ち上がり,やる気があるうちに英語教材であやふやなとこを自分なりにまとめてみました.

¶1 aかtheかそれとも何もつけないか.

ここは結構フィーリングだった気がします.

例題1 木曽山脈は,霧に包まれていたため,見えなかった.
Kiso mountain range couldn't be seen because it was covered in [1] veil of [2] mist.
[1],[2]に入るのは,a,the,それとも何も入らない?

ポイント
a…話し手と聞き手の間で特定されない,ひとつのもの(かたまり)
the…話し手と聞き手の間で特定される,ひとつのもの(かたまり)
無冠詞…話し手と聞き手の間で特定されない複数のものor話し手と聞き手の間で特定されず数えられないもの

↓ わかりにくいのでチャートにしてみましょう・・^^;

冠詞チャート図
名詞が・・
1.話し手と聞き手の間で・・
「特定される」→the「特定されない」→2
2.名詞は単数?複数?数えられない?
「単数」→a「複数」→なし「数えられない」→なし.

誤;[1]a,[2]the
正;[1]a,[2]なし
(チャート図 1「特定されない」→2「数えられない」)

何となく複数のsがついていない名詞に冠詞をつけないのは気持ち悪い気がして,霧mistにtheをつけてしまいました.

この文章で想像できる情景は,文章が過去形であることから判断して・・「登山から帰ってきて…木曽山脈は霧に隠れて見えなかったよ!」って感じ.
つまり,話し手と聞き手の間で「霧」は共通に認識されていない(特定されていない)わけですね.
例えば話し手と聞き手の間で認識があると考えられる次のような場合にはtheが使えるようです.

The mist of the mountain has cleared!
(山の頂上にて・・)山に掛かっていた霧が晴れたよ.

cf;Depending on the nature of your inquiry, it may take a long time for us to reply.
お問い合わせの性質によってはすぐにお答え出来ない場合もございます.
☆話し手⇔聞き手で共有

¶2 英語の原則古い情報→新しい情報を忘れずに

例題2 犬が道路にいます.
[1] A dog is on the road.
[2] There is a dog on the road.
どちらが好ましいか.

ポイント
A…で始まる名詞は¶1で示したように「話し手と聞き手の間で認識されていない」,つまり新しい情報.このように新しい情報を1番最初に持ってくることは好まれない.これを解決するためにthere…構文を用いて,新しい名詞を後ろに持っていく.

正:[2]

この文章を見たとき,あれ?何が違うんだろ?って感じでした・・汗
英語の原則は,古い情報→新しい情報.文頭から聞き手にとって新しい情報である名詞が来るのは好まれないんですね.

cf;◯There are cats on the road.
(△Cats are on the road.)

¶3 onとinのイメージ

例題3 彼は会議になんとか間に合った.
He managed to arrive [1] time for the meeting.
[1]に入るのはon?in?

ポイント
onのイメージ…「接触
inのイメージ…「〜の中」
ここでは,
on→時間と(ピッタリ)「接触」→時間通りに,定刻に
in→時間「内に」→時間に間に合って

正:in

普通のイディオムとして覚えていたのですが,すぐ忘れてしまう・・
このようにonやinのイメージと重ねて覚えると,これからは大丈夫そうです.

¶4 through, alongの違いは?

同じように見えてしまっていたthroughとalong・・

ポイント
aroundとacrossも加えてイメージ化すると

through:〜を通り抜けて,〜を貫いて
along:細長いものに沿って
ちなみに
around:「円」〜の周りを,〜のあちこちを

Ex1:Go along this street(→細長いもの), and turn right at the next corner.
Ex2:We walked through a heavy fog.
Ex3:The moon goes around the sun(→〜の周りを).

¶5 anyの用法

ポイント
any(肯定文)の後は単数の名詞がくる.

Ex:Okinawa-hontou is larger than any other island in Japan.
沖縄本島は日本で一番大きな島です.

¶6 なかなか覚えられない「うしろ」「下」

ポイント

  • behind=「〜のうしろ」の意味.
  • below=「〜の下」の意味.

Ex:I don't want to drive behind big cars.
大きな車のうしろでは運転したくない.
Ex:Fukuoka City Subway cars run below this road.
福岡市営地下鉄はこの道の下を通っています.

¶7 waitの用法

ポイント
waitは通常自動詞で用いられ,wait for~で「〜をまつ」という意味.

Ex:He waited for lunch.
彼は昼食を待っていた.